土俵祭
いつも相撲の本場所のテレビが始まると、夕方食事前の時間に観ている。
若い相撲取りが頑張っいる姿を見ると、最近元気がなくなった俺の体にも元気が湧いてくる。
そういえば,義父も相撲の番組を見るのが好きだった、
俺と二人で焼酎を飲みながら、当時の相撲取りの話題について議論したものだ。
俺の仕事にも対してもよい理解者であり、いつも俺の味方をしてくれた優しかった義父。
最近は家内にあの力士の相撲は駄目だ、あの力士の相撲は素晴らしいと俺の感想を振るが、あそうーーといつものようにそっけない。
先日、ある団体より土俵祭に行かないかと誘いがあったので、二つ返事で参加を申し込んだ。
土俵祭は初場所前の前日に行われる。
入場無料が魅力だ。
9時45分に館内に入れるが先着順なので8時40分、JR両国西口前集合。
国技館に行くと周りには沢山の人がぐるりと並んで入場を待っていた。
暑い中待つこと1時間、ようやく館内に入ることが出来た。
いつもテレビで見ていた特等席、正面のマス席に陣取ることが出来た。
本場場所中は何万円もする席に、4人座るところを2人で足を延ばして座れた。
マス席には4枚の小さな座蒲団、これが、横綱が負けた時に投げ込まれる座蒲団か、
つい、投げたくなるような、大きさの座蒲団、 今投げるとつまみ出されだろうな。
土俵祭は厳粛に行われた。
立行司が祭主になり、供え物を捧げて場所中の安全と興行の成功、さらに国家の安泰、五穀豊穣を祈願する。
土俵の中央に穴を開け,塩、昆布、するめ、勝栗,洗米,かやの実などの縁起物を沈める。
相撲協会の理事長、審判部の親方、3役以上の力士が土俵を囲む。
祝詞が読まれ、立行司の宮司が行う行事は整然として厳粛を感じる、
土俵の4隅にはお酒が注がれ、家を作る時の宮司の仕草と同じだ、
力士にはないが、親方衆には、ささげたお酒が回される。
いつもテレビで見ている、白鵬、鶴竜横砂の顔が目の目で見ることが出来た。
今日はまわしでなく、紋付、袴の力士さん。
明日から頑張れよ。
怪我をしないようにお祈りした。
約1時間で土俵祭は終了したが、国技館と同じ敷地内になる、江戸東京博物館も見学できた。
昼飯はちゃんこ鍋か、
残念ながら、普通のランチ定食と生ビール。
始めての両国国技館、土俵祭、見学たのしい1日でした、 俺を誘ってくれた幹事の皆さん、ありがとうございました。
強い力士に元気をもらいました。