日の出

  日の出

 毎年元旦は近くの浅間神社に剣道の子供たちと一緒にお参りに行く。

 神社に行く前には、7時ころ近所の高台にある小学校から日の出を拝むのが常だ、

 毎日、太陽は、上り太陽は沈む。

 しかし元旦の日の出は、特別な日の出だ。

 今年1年間の無病息災を太陽さんにお願いする大事な儀式でもる。

 年の初めの日の出は気分的にすがすがしく新たに1年の幸運を祈る。 日本人の日本人たる儀式だ、

 日本で一番早い日の出はどこだ。

 調べると、南鳥島が一番、二番は小笠原諸島の母島。 昔、哨戒飛行などで、何度も上空まで、飛行した島。

 島々の光景を思い出す。

 小笠原諸島はS43年4月に本土に復帰した。硫黄島も同じ。

 返還前後の、小笠原に住んでる人が病気になると、急患はヘリコプターで、硫黄島に行き、我々海上自衛隊の哨戒機で羽田に輸送するのが常であった。

 また緊急薬品の要求があると、やはり哨戒機で父島の港の近くに飛行機の上から薬品を投下する、 その任務で何度か小笠原や南鳥島まで飛行した、八丈島の南の青ヶ島進駐軍の兵隊さんが被っていた、帽子に似たスミス島、火山活動を繰り返す硫黄島の付近の島々、真っ青な本土とは色の違う海の色。ボケだした頭の中に懐かしい光景が、次々と今日のように浮かび出る

 その次は千葉県の犬吠岬、根室納沙布岬。 

 何回か旅行で行ったことのある場所でもある、

 富士山の上はさらに早く。、初日の出を拝むことが出来る。

 民間での現役のころは、富士山の日の出よりもさらに早く日の出を拝むことが出来た。

 当時は航空界も景気が良く12月30日より正月3日まで勤務したものには特別手当1万が出た、

 誰でも正月は休みたいと思うがこの手当を目的に希望して勤務をしたものだ。

 元旦羽田発、北海道行は初便が6時30頃、羽田の日の出は6時50分。

 飛行機は北海道目指して定時6時30分羽田を離陸。

 進路は北へ

 6時40分高度1万メートル。

 真っ赤な朝日の上辺が水平線に見えだす。

 朝の太陽は夕陽に比べ、すっぴん美人。

皆様、右窓から日本で一番早い初日の出をご覧出来ます。

 富士山の山頂よりも早くご覧になれます。

 今年1年幸せなことが沢山お客さの皆様にありますように、 初日の出を拝みましょう。

 なんてアナウンスしたことがあったなーー

 初日の出の太陽さん、今年1年よろしくお願いします。