フルムーンその2.東北
旅は続く。
今日は北海道の洞爺湖温泉から、盛岡、秋田、山形 あつみ温泉。
JRが発行している、フルムーン夫婦グリーンパスS5日間。
この切符で5日間JR鉄道乗り放題。
それも、新幹線グリーン席で。
特急は指定席になる。
料金が安い、5日間で一人4万円。
もちろん、期間限定、お客様が混む、正月や、春休み、連休はダメ。
記名の2名で有効、一人旅はダメ。
楽しい切符を売り出したものだ。
飛行機も真似して、このような切符を売り出せば、売れるかも。
もうすでに、航空界でもやっているのかな。
この、安い切符と旅行会社がタイアップして出来た今回のツアーは鉄道フアンなら、たまらないであろう。
俺は、鉄道フアンでなく航空フアンであるが、死ぬまで絶対に乗らないであろう、鉄道の路線を体験できることは、有意義で楽しいものだ。
洞爺駅から札幌からの、スパー北斗、秋田からの特急いなほ14号などは、これからも、俺が死ぬまで絶対に乗ることはないであろう。
そんなことを思うと、なぜかしらこの列車の旅が、楽しくなる。
北海道の洞爺湖の雪景色も美しかった。
青森や秋田の雪は、今年は暖冬のためか、いつも見ていた豪雪の景色とは大きく異なっていた。
雪が少なく、山肌やいつも雪に埋まる、木々が雪の間から、顔を出している。
現役のころ仕事で、青森や秋田、花巻、山形の粘っこい雪に悩まされたことを思い出す。
滑走路の雪のため、滑って飛行機がブレーキをかけてもなかなか止まらず、冷や汗をかいたものだ。
雪が少ない今年は、まだ日本で飛行機が滑走路をはみ出たという、ニュースは報道されていない。
飛行機の仲間たち、雪に気を付けて安全運航頑張って下さい。
フルムーンの旅は盛岡から、秋田新幹線、こまち19号に乗り換える。
秋田から特急であつみ温泉へ。
それにしても列車の乗客が少ないものだ。
特急などは1車両に数名しかお客様が乗っていない。
これでは赤字になるはずだ。
それで、このようなフルムーンの切符を売り出すのか。
安く切符を売り出すことによって、我々のような、暇を持て余している人間を旅に引き出すことは、JRにとっても、我々にとってもよいことだ。
列車はあつみ温泉駅に到着。
おいしい、御馳走と、温泉が待っていた。