チューリップ
我が家の小さな庭に、今年もチューリップの花が咲いた。
別に特別な手入れもしないのに、お利口さんに、毎年咲いてくれる。
嬉しくありがたいことだ。
今年の春はコロナウイルス、大流行のため今週も外出することを自粛するように,御上からの、御達なのだ。
家の中では退屈なので、せめて小さな庭のコロナを恐れず咲いている花でも見て楽しもうか。
それにしてもチュウリップの花は、きれいだな。
子供のころ歌った歌を思い出す。
咲いた咲いた、チュウリップの花が。
並んだ並んだ赤白黄色
どの花見てもきれいだな。
ボケの入った俺の脳はまだ、幼児の時に憶えた歌を思い出すとは、たいしたものだ。
まだ、本ボケにはなっていないのであろう。
チュウリップと言えば、昔、飛行機で12時間もかけて、オランダに行ったことを思い出す。
オランダ アムステルダムの近くのリッセにあるキューケンホフ公園。
キューケンホフはキッチン公園の意味らしい。
毎年2か月しかオープンしない公園。
東京ドーム8個分の土地に、チューリップ、桜、スイセン、ヒヤシンス等700万以上の花が咲く。
オランダ人しか、オランダと思ったが、世界100か国以上から毎年100万人以上の人が見学に訪れる。
俺の行ったときも、沢山の人で溢れていたな。
公園の一角には、日本庭園もあった。
色とりどりのチューリップや水仙、桜も満開、の中に京都や日本の庭と同じ造りの、庭園があった、
庭の花の美しさに加えて、水の流れや岩の凸凹の美しさを出していた、キューケンホフ公園内の日本のエリア、
感激したなあーー
腹が減ったで、公園内のレストランで、オランダの定食を食べたことを思い出す。
野菜サラダとベーコンー、パンが一切れ。
なんだ、これだけかー
オランダの人は通常、朝はコーヒーとパン、昼は、サンドイッチ夜はワインとビールとハムサンドで済ませるとガイドさんが言っていた、
俺の様に、食事をがつがつと、満腹するまで食べないようだ、
広い公園の周りにはチューリップの球根を収穫するため、赤白紫のチューリップの花の畑が丘一杯に咲いていたな。
きれいな花と小鳥のさえずり、沢山の外国人、おいしい空気。
俺がオランダでは外人であることを忘れた時でもあった。