2度と乗りたくない飛行機

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 2度と乗りたくない飛行機

 かって、笑点という番組でお題として2度と乗りたくない飛行機を笑点なりに解答する番組があった、

 当時は、現役時代であったので、面白おかしく見ていたが、最近身の回りを整理していたら、当時のメモが出てきた。

 整理してゴミに出そうと思ったが、もったいないと思い、ここに書きだした。

 笑点なので、お客の笑いを取らなければいけないので笑点流に軽く考える。

 飛行機が飛び上がりました。

 そうでスカイ。

 スカイは空を示す、空に上がる飛行機を面白く表現する。

 飛行機が揺れて地上のぼこぼこ道を走っ要る。

 どうしたの

 離陸に失敗して滑走路を外れて走ったのさ。

 離陸しないで地上を走る飛行機は危ない。

 過去に福岡空港で離陸に失敗して、滑走路を外れて飛行機が田んぼを走り、3名のお客様が亡くなった事故があった。

 笑い話で済む話ではない。

 この事故はパイロットの判断ミスであった。

 通常離陸するときは、コールアウトと言って、安全に離陸するための用語を操縦士していない、パイロットが大きな声で操縦者に知らせる行為をする。

 離陸するために飛行機が動き出す。

 段々スピードが出てくる。

 80、または100とコールする。

 操縦者は自分の計器が正しく80を示しているかチックする。

 飛行機の前方の外部に牛の角のような物が出ているが、これをピトー管という。

 このピトー管は飛行機の動圧、動いている空気の圧力を測定する。

 この動圧と飛行機内部の静圧の差により飛行機の速度が分かる。

 冬場は霜や氷が着くので、飛行機が飛ばない夜は牛の角に皮のカバーをつける。

 飛行前に整備員がこれを外して、納める場所に置く。

 機長は搭乗する前にそれが取れているか確認するのことがマニアルだ。

 ところが、整備員も機長も忘れてこのカバーを付けたまま離陸操作に入っこともあった。

 スピードの計器は作動しない。

 それを防ぐのが 80コールになる。

 80の次に、V-1(ブイワン)とコールする、

 この速度になったら、離陸を継続しなさいというコールである。

 福岡の事故はこのV1付近でエンジンが一つ故障した、

 機長は離陸を止めてパワーを引く捜査に入る、 問題なし。

 ところが福岡での事故ではこれを無視して離陸を継続した後に急に離陸を取りやめた。

 結果は地上を走り滑走路を飛び出だして、

 事故になってしまう。

  マニアルを守らなかった機長の責任である。

 飛行機は空中を飛びます。

 地上では飛びません。