飛行機のトイレ その2

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飛行機のトイレ その2

 トイレの歴史について調べてみた。

 なんでトイレを 厠というのでしょうか。 

 それは、縄文時代には川の端で用を足して川に汚物を流していました。

 その後、小川を家の中に導入しました。

 日本は縄文時代から西洋の様に水洗トイレだったんだ。

 ご先祖様は近代的な発想で生きていたんだな。

 それが鎌倉時代に、野菜の肥料として利用されるようになったので、汲み取り式トイレとなる、

 そういえば、俺の子供時代の昭和20年代は、どこの家庭もくみ取り式のトイレであったな。

 月見る月に変わりはないが、トイレの月はくさいなー 国定忠治

 昭和30年代になり日本は景気が回復しだして,水洗トイレが出現する。

 狭いトイレの天井近くに水が溜まるタンクがあって、垂れ下がった紐を下に引くと和式トイレに水が流れる。

 素晴らしと思ったものだ。

 急いで紐を引っ張ったり、力を入れすぎるとその紐が切れることもあった。

 上から水が漏れて頭にかかることもあったかな。

 昭和39年の日本でのオリンピック近くから洋式トイレも出現する。

 昭和45年ころから、洋式トイレが主流になったが、田舎の方は和式トイレしかなかった。

 飛行機のトイレは元々、洋式方式。

 狭い場所なので、男性用、女性用の区別は出来ない。

 その洋式トイレに飛行機に搭乗される皆さんが慣れるには時間がかかった。

 地方空港でのお客様は洋式トイレの便座の上に足でおかかがみになり、和式スタイルで用を足すお客様が多かった。

 トイレのドアーが突然開いて、お客様のお尻が丸見えだった、という話もあった。

 現役、昭和50年代と思うが、DC-9という、小型ジエット機で勤務していた時、大阪から花巻空港の便で、大阪出発の際、トイレに異臭があるという。

 出発時間まで時間がない中、整備は一生懸命、トイレの中の整備をした。

 これでOK,

 ところが花巻に着陸後も、トイレの異臭は消えない。

 おかしい、花巻の整備が再度調査したところ、トイレの後ろの見えないところに吐袋を発見、爆弾か。

 恐る恐る調べてみると、中には、きれいに整理された汚物が。

 お客さんが洋式トイレを使用できなくて、吐袋で、用をしたのだ。

 このお客は、俺の乗る前の便、長崎から大阪にお乗りになったお客様だ。

 臭い話に。なったものだ。