新コロナ剣道 その1
40才近くから、子供と始めた剣道は、その後40年近く行っている。
我が子供たちは早々と剣道を辞めてしまったのに、オヤジの俺だけがまだ剣道現役で頑張っている。
コロナ騒動の前は、週に3回剣道をやっていた。
近くの子供たち相手に2回、自分の稽古に1回行っていたが、コロナ騒動で3月より剣道は出来なくなった。
愛知県の警察で剣道部にクラスターが発生して、剣道はコロナに危ないスポーツと指定され、当分の間、自粛するようにと、お達しがあった。
いつもは、小学校の体育館を借りて実施しているが、体育館の使用も禁止になる。
1週間に3回の剣道稽古は老体には、きついが、健康維持のためには、良いことだ。
剣道稽古の前の日は、お酒は控える。早く寝て体調を整える。
剣道の稽古の後のビールの味を思い浮かべながら。
ウー、うまい、剣道の後のビールは最高。
俺は元々器用な性格ではないので、大人なの稽古ではボコスカ相手にやられるが、それもよし。
でも、いつもやられっぱなしも、悔しい。
何とかして、3本に1本は、お返ししなければ、
それにはどうするか。
自分で稽古をしなければなりません。
本を読んで理屈を学び、剣道について偉そうに話すことは出来る。
偉そうなことを言ってもボコスカ打たれては、誰も話を聞いてくれない。
良し稽古だ、一人稽古。
そう思い毎朝、眠い目をこすりながら、自宅で30分位、素振りを行っている。
家内はこれを棒振りという。
棒でなく,使用しているのは竹刀というのだ。
棒も竹刀も一緒でしょう。
家内にはかなわない。
棒振りです。
その棒振りを毎日行うことで少しは俺の体の老化の速度が遅くなる。
棒振りを繰り返すことにより、痛かった腰も治った。
膝の痛さをなくなった。
整形外科の薬よりも、棒振りの方がよく効く。
いつの間にか、剣道は俺の日課になっている。
年金生活中の仕事のようなものだ。
剣道を行っていたためか、俺よりも若い人たちと仲良くなれる。
昨夜も昔の剣道仲間から、まだ生きているかと電話があった。
嬉しい。懐かしい、青春を思い出す。