大寒 R3年
コロナの流行もすごいが、1月のこの時期は、寒さも増してきた。1月5日が寒の入り、20日が大寒で2月2日の節分まで寒い日が続く。
数年前までは、子供たちと一緒に大寒のある日の1週間は、剣道の寒げいこをしていた。
朝、学校前の6時から7時までの1時間の稽古である。
寒くて泣く子供もいた。
先生は泣きたくても泣けない。
6時開始なので、朝5時には起床しなければ、稽古に間に合わない。
子供達よりも、先生と呼ばれる俺たちや、子供のお母さんには、寒くて大変な寒げいであった。
寒げいこの最後の日曜日には、1週間の出席率によって、金銀銅のメダルで表彰式をおこなった。お母さんたちの作ったお汁粉もあったな。
寒げいこ終了時には稽古中は寒さで泣いていた子供も、1週間、やり終えた、ことによる自信がつき、ますます元気が溢れていた。
その寒稽古は、ここ数年実施していない。
そろそろ復活しようか。
ところで、日本で一番寒い、所は、どこだ。
北海道、旭川でマイナス41度Cの記録がある。
道南の陸別町も冬の気温の平均がマイナス20度である。
北海道の言葉の、しばれる町だ、
星が綺麗に見えるところで、オーロラも見える時もあるらしい。
南極では、マイナス93度の記録もある。
北海道の冬は寒さが厳しい。
現役で北海道宿泊の時は、地面が滑るので北海道用の滑らない、靴を履いて、分厚いコートで夜の街をぶらついたことを思いだす。
眉毛や鼻毛も凍ったものだ。
それまでして、飲み歩かなければ、良かったものに。
今更、反省しても始まらない。
漫談家のケーシイ高峰という人がいた。
俺の田舎の高校の先輩で、自宅はお父さんも、お母さんもお医者さん 。
本人も医学部に入学したが、勉強が嫌になって、漫談家になる、 その話。
南極では、寒くて外でお話をすると、声が凍って糸の様に、たなびきます。
あれ、さっき何を話したか、忘れると、凍った声の糸をたぐりよせ、忘れた声の部分を温めると、声となりしゃべりだします。
馬鹿― そんな、こと出来るはずないではないか、
アッハッッハーー
寒さもコロナも早く通り過ぎることを、お祈りします、