暖機運転
新コロナの緊急事態宣言で、久しく剣道の稽古を中止していたが、3月よりぼちぼちと始めることになった。
それで、剣道稽古をやる日に、暖機運転で行なって下さいと、話しても子供たちはピンとこない。
そうか現在は車も暖機運転をしない時代か。
40年前までは車は必ず暖機運転をしたものだ。
特に気温の低い日(冬場)は暖機運転をしないと、出社するときに車を始動しようと思っても、なかなか始動しない。
車で出勤するのを諦めて、別な手段で会社に行ったこともある。
そういえば、チョーク(燃料の量を調整する装置)があったな。
俺のポンコツ車は,始動前に3回アクセルを踏んで始動すると、すぐにエンジンが、かかった、
そんなこんなで寒い日は、出勤する30分前に車に行きエンジンをかけて、アイドリング運転を行ったものだ。
アイドリングで暖機運転をすると、エンジンオイルが車の隅々まで行き渡り、すぐにスピードも出せたし、車も長持ちした。
現在の車は、進歩して暖機運転を必要としない、
エンジンオイルの質も向上して、コンピューターがエンジンの回転を制御してくれる。
ハイブレット車などは、電気とガソリンのエンジンがあるので、寒い日も問題ない。
便利な世の中になったものだ。
暖機運転と言えば、YS-11までの時代は。必ず朝の点検で整備員が早朝に出勤して、暖機運転をしていた。
飛行場の格納庫の前をエプロンというが。そこに並んでいる、飛行機が全機暖機運転する、騒音もひどかったが、飛行機の雄大さも感じたものだ。
整備員が暖機して整備した飛行機に乗り込み、仕事を始める時の緊張感を思い出す。
特に訓練生の時代、暖機運転の飛行機の前で、教官から、今日の訓練のブリフーングを受けたことを思い出す。
馬鹿野郎、お前は、そんなことを、まだ覚えていないのか、
ゴツン 拳固を食らう。
楽しかった俺の青春も同時に思い出す。
剣道も長い期間行っていないので急に激しい稽古をすると、人間が故障する。
足を痛めたり、手を痛めたり、やる気をなくしたり、どうでも、よくなったり大変だ。
徐々に徐々に、
アイドリング運転で体を慣らさないと、剣道稽古は、長続きはしません。
暖機運転で、頑張りましょう、