長崎ちゃんぽん

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 長崎ちゃんぽん

 テレビのCMで、長崎のちゃんぽんを宣伝していた。

 長崎ちゃんぽんの、旨かったことを思い出す。

 宿泊で長崎に旅行に行ったときは、いつも美味しい長崎ちゃんぽんをは食べたが、空港の社員食堂のちゃんぽんの味が忘れられない。

 安くて、うまい,イカの足が沢山は入っていた、社員食堂のおばさんの作るちゃんぽん。

 東京から長崎便では、いつも、このちゃんぽんを、食べていた。

 会社の東京から、長崎到達時間は、飛行機の性能上の速度で計算され、時間に余裕はない、

 長崎到着後は、中型機は30分で、次の目的地に飛行する。

 次の便の出発15分前までには、操縦席に着席しなければいけない。

 お客様が満席の場合は、降りるのに時間がかかるので、次の便の出発には、時間がなく、小用も出来ないときもある。

 そのような状況で、長崎の食堂でのちゃんぽんを食べる時間は、どうするか。

 機長の腕の見せ所だ。

 東京からの巡行高度は一番向かい風の弱いところ、巡行速度は、規定の一番高いところ、計器飛行で飛行するところを、有視界飛行に変える、

 航路は一番短い所を飛行して、なるべく真っすぐに飛行できる進路を管制官と交渉する。

 色々考えて、長崎空港にいつもより20分も早く到着する。

 お客様も早く到着すると喜ぶであろう。

 長崎到着後、次の出発まで20分余裕がある。

 お客様が降機後、すぐに副操縦士と一緒に走れ、社員食堂。

 ちゃんぽん2個お願いします。

 出てくるのが遅い待つこと5分、

 それ食べろ。

 あと5分しか、余裕はないぞ。

 ゆっくり味わっている時間はない。

 食べても食べなくても、時間には飛行機に駆け足だ。

 次の便のお客様がお待ちだ。

 暑いちゃんぽんを急いで胃の中に流し込んだものだ。

 美味しいかな。

 考える時間の余裕はなかった。

 そんな思いで、食べた長崎ちゃんぽん。

 懐かしく思い出した、