3Kと認知症

3K

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3Kと認知症

 かって、若者が3Kを嫌って仕事が、なかなか進まないと話題になったことがある。

 3kはきつい、汚い。危険を意味した。

 若い時に苦労をしなければ、未来は、暗いと教育を受けた、昭和の人間は、平成の時代の若者の考え方に憤怒したものだ。

 きつい仕事はしたくない。

 汚い仕事はしたくない。

危険な仕事がしたくない。

 仕事がありません、何とかしてください。若いのに仕事をしない。

失業保険が大変だ。

 石の上にも3年。

 始めた仕事は、3年間は頑張れ、松下幸之助社長の教えは正しい。

 楽して儲ける仕事は、後が怖いのだ。

 若者よ、自分の好きなことに関係する仕事は、3Kが伴うものだ。

 頑張れ、青春は短いぞと先輩ずらして、文句を言いたい、昭和育ちの俺。

 最近は高齢期の3Kともいうらしい、

 何を指すかというと、健康、お金、孤独を意味する。

 高齢になると、あちこちの体の部品が壊れ始める。

 機械と一緒だ。

 俺の体もあちこちに、故障が出てきた、

 膝が痛い、肩が痛い、肛門が痛い。

 老化による当然の進行なのだ。

 病院に行っても、3時間も待たされ、お医者さんは、老化現象ですね、薬を沢山くれる。

 薬を飲んでも治らない。

お金は年金で、何とか生活できる。

 しかし、ボケて、きて、施設に入ると沢山のお金が必要らしい。

 入所料金何百万、月々20万でという、宣伝文句で入所しても、なんだ、カンダで追加料金がかかり、月々50万もかかるという話も聞いた。

 大変な時代だ。

 孤独はしょうがない。

 元々一人でこの世に出てきたのだから、一人であの世に帰るのだ。

 当然のことだ。

 一番困るのは、老化により認知症になることだ。

 認知症になり、中々、お迎えが来ない間の時間が問題だ。

 最近、友人のお母さんが老化認知症になった。

 深夜に徘徊する、夜寝れない、家族の苦労は、大変だ。

 認知症になり、もの忘れは当たり前。

 しかし、しっかりとお金は覚えている。

 長年ためこんだタンス預金は、秘密。

 時々一人でへそくりを、秘密の場所で見て楽しんでいる。

 困るのは、その秘密場所を忘れて、家族に、貴方私のお金を隠したでしょうと言い出すことだ。

 家族だけではなく近所の人までに、お金の無くなった事を、言いふらす。

 家族は苦悩する。

 そんな悩みを抱える家族の皆様。

 認知症の症状は、家族には厳しい。

 俺の行く道でもある。

 しかし、俺は、へそくりはないので、お金のことは、認知症になっても、言わないであろう。