色彩と感情
読売新聞の編集手帳の欄に色彩と感情につての記事が載っていた。
緑 安心、親愛を象徴
黄 希望、発展
ベージュ 筋肉をほぐす効果あり、机の色にすると、肩こりが減るらしい
赤 勇気を暗示する
紫 気高さ
この間、剣道を教えいる子供から、先生は 何の色が好きですかと質問され、何気なく俺は赤と答えたことを思い出した。
赤は勇気を暗示すると新聞に出ていたので、俺は勇気があるのか、
いつも、小心で、家内に怒られても、最近は反論しない俺が赤色の勇気があるのであろうか。
赤色にあこがれる俺がいる。
それは現役の時に見た、夕陽や朝日の色の鮮やかさが、目に焼き付いているからだと思う。
特に釧路空港で仕事中に見ることが出来た夕陽の美しさは忘れることが出来ない。
秋の夕暮れ、釧路空港から羽田行の最終便の飛行機は、釧路の夕暮れに離陸する。
釧路の日没と同じ時間の時もあった。
高台にある空港から見える夕陽の太陽は海面の水平線に沈んでいく。
操縦席でお客様が乗り込む時間に夕陽は海面に差し掛かる。
夕陽の光が空港で飛行機に乗り込むお客さを照らす。
飛行機に乗り込むお客様は、思わず声を発する。
まあ―きれい、感動だわ。
最初は黄色だった太陽が橙色に変わり、やがて赤になる。
真っ赤な太陽が水平線に掛かりだすと、紫色になり、さらに黒色と変わりだす。
水平線の海の波は、黄金色に輝き、キラキラと踊りだす。
すごいきれいな光景だ。
真っ黒になった太陽は水中に沈んで行くころに飛行機は離陸する。
飛行機は離陸して、上昇すると、あら不思議。
水中に沈みかけた太陽が今度は空中に浮かびだす。
こんな光景は、飛行機だけにしか、見れない光景なのだ。
機長は、お客様にアナウンスした。
先ほど空港で見た美しい夕陽は、再び空中に登り始めました。
客席からは、ワ―という歓声がした。
懐かしい釧路の夕陽の色。
俺は赤色が好きなのだ。