新庄劇場

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 新庄劇場

 テレビの野球放送で、初めて、パリーグソフトバンク対日ハムの試合の中継を観賞した。

 我が輝ける青春時代は、巨人、大鵬、卵焼きの時代である。

 テレビが普及しだした昭和30年後半は、まだ日本は戦後復興の時代で、一般庶民は、給料は安く、労働は最大で、一部のお金持ち以外は、家にテレビもない時代であった、

 娯楽は、電気屋さん,飲み屋さんで、公開してる、テレビを立ち見、酒を飲みながらで見た時代である。

 テレビの野球中継は、読売ジャイアンツ戦のみ。相撲放送では,横綱大鵬関が最高に強かった、給料が安いので、おいしものは、あまり食べられない。 卵も高価で、食事に卵焼きが出れば、ラッキーな時代で、皆、歯を食いしばって、生きていた、時代だ。

 それで毎回巨人戦を観賞していたので、いつも間にか、巨人フアンになっていた、

 その結果、未だに野球は、巨人戦以外は、見ない習慣になっている。

 時代は変わった。

 日ハム新庄監督の出現である。

 新庄監督は、現役時代も面白かった。

 阪神時代に、巨人戦で敬遠される場面があった。

 確か、敬遠の球で3球目、無理矢理、バットを出して、ヒットにして、阪神の勝利になる。

 見ていた人は全員びっくり。

 阪神フアンは大喜び、唖然とする槇原投手、長嶋監督、喜ぶ阪神野村監督。

 その驚いた各人の表情を今でも俺の脳波に残っている。

 後で、新庄は語っていたが、規則ではバッターボックから、出てはいけないのに、出て打ったそうである。 びっくりして誰からも確認されない。

 面白い。

 又、日ハム時代はカエルや5連じゃーの、顔マスクをして登場したりして、フアンを楽しませてくれた。

 今年、日ハム監督就任。監督と呼ばないで下さい、ビックボスです。 これも面白い。

 選手の打順は抽選で決めます。

 オープン戦では、選手が監督、自分は観客席、こんな監督見たことない。

 本番では、どんなパホーマンスを見せてくれるのか。 日ハム戦テレビ観戦を見たくなるのは、俺だけではないだろう。

 試合の前に始球式がある。

 いつもは、きれいなお嬢さんがピッチャ―になり、とんでもない悪球を投げ、バッタボックスの選手が空振りをして、審判がストライクと手を上げる。

 ビックボスは、これと異なる。

 新庄監督が、バッターボックス、きれいな女性のアナウンサーが悪球を投げる。

 打者席にいたビックボスは、その球を素手で受けて、丁寧にピッチャー席にいる,始球を投げた女性に、プレゼント。

 観客はヤンヤノ喝采をして、野球をやる前から、楽しい雰囲気が充満した。

 この始球式の前には、ソフトバンクの監督が、選手が担ぐお祭りの神輿にのって登場する。

 ソフトバンクの選手もノリノリだ。

 担がれた、ソフトバンクの監督は、なんで俺がこんなことをしなければいけないのだという表情をしていた。

 もっと、ビックボスの様に、頑張れ、

 野球の勝負の結果は、日ハムは5連敗。

 負けても、減れず口は尽きない。

 いつか勝さ、ビック 没だ。

 おか新庄 おかしいでしょう。

 たの新庄、 楽しいでしょう。