熱海城の桜
剣道と音楽
週に2回ほど、子供相手に剣道を楽しんでいます。
剣道は、老体になっても、若者と一緒に競技できる、数少ないスポーツだと思います。
スポーツと書くと剣道高段者の偉い先生から、スポーツとは、ちょっと違うのだと、怒られそうですが。
剣道はスポーツとは異なる、日本人の昔からの精神が詰まった武道だ。
それも間違いないであろう。
楽しく剣道をして旨いビールを飲むのを目的にしている俺には、どうでもよい事です。
若者は、老体の俺に向かって、必死に掛かってきます。
運動神経の鈍った俺は、ぼこぼこに、打たれますが、3本に1本は、ガツンと、1本どうだ、参ったかとゆう、1本を打てるようになりました。
これも諸先生方のお陰であると感謝しています。
それで、年齢の増加のため、わがクラブの責任者の役を仰せつけられています。
これをどうしますか、あれはどうしますかと、皆さんから、判断を求められる場面も発生します。
いい加減な性格の俺としては、的確な返答が出来ないときも沢山あります。
先日、K先生から、幼い子供に音楽を使用して、稽古をさせてもいいですか、との申し込みがありました。
剣道に音楽。
聞いたことは、ありません。
昭和の厳しい剣道の稽古を受けた高段者の先生方が、剣道を音楽で実施すると言えば、びっくりすると思います。
俺の判断は、面白そうだね、やってみようでした。
何でも、ジブリの曲やジンギスカンの曲に合わせて、稽古をするそうです。
当日、音楽剣道が始まりました。
子供だけでなく、大人も一緒に行いました。
剣道の稽古には、いろいろありまして、体操の後に、基本稽古と言いまして、足さばきや、竹刀を正確に打ちおろす,素振り稽古があります。
通常は、クラブの中の高段者の先生が、大きな声で掛け声をかけたり、太鼓で合図をしたりして、全員一緒に、足さばきや、素振りを行います。
途中、先生が、ここが悪い、あそこは、このようにしろとか、教えながら繰り返します。
子供達には、うるさいな、また同じことを言っているなと、態度に表す、奴もいます。
今日は、音楽のリズムに乗って、ハイーー、前、前、後ろ、後ろ、右、右、左、左。
足さばきの練習です。
子供達は、楽しそうに、動くことが出来ました。
それでは、竹刀を持って、足さばきと素振りを合せて行います。
動くときは、メンーと発声します、。
メン、メン(前に出る)メンメン(後ろに下がる)メンメン(左に動く)メンメン(右に動く)
ハイ、リズムに乗って。
4拍子の曲だな。
スポーツクラブで、やれば剣道人口が増えるかもしれないと思いました。
子供達は、リズムに乗って楽しく基本の剣道が出来ました。
剣道の試合は、緊張と集中が大事です。
人間の、交換神経の勝負になります。」
音楽は、人間が楽しくなる、副交感神経を刺戟します。
剣道の試合は、音楽と一緒にはできないな。
音楽に合わせて剣道試合。
面白いかも。 どんな、剣道の試合になるのかな。
そんなことを言うと、剣道連盟の偉い先生に叱られると思います。
音楽と剣道のコラボは、幼い子供や、剣道を習いたいと思う、初心者には、楽しいのでは、ないかと思いました。
何でも楽しく新しいことを、考えだすK先生には、脱帽します。
ハイ、リズムに乗って、楽しく今日も生き延びましょう。
美味しいビールが待っています。