剣道と音楽

f:id:tojnnejp:20220415101933j:plain

熱海城の桜

 剣道と音楽

 週に2回ほど、子供相手に剣道を楽しんでいます。

 剣道は、老体になっても、若者と一緒に競技できる、数少ないスポーツだと思います。

 スポーツと書くと剣道高段者の偉い先生から、スポーツとは、ちょっと違うのだと、怒られそうですが。

 剣道はスポーツとは異なる、日本人の昔からの精神が詰まった武道だ。 

 それも間違いないであろう。

 楽しく剣道をして旨いビールを飲むのを目的にしている俺には、どうでもよい事です。

 若者は、老体の俺に向かって、必死に掛かってきます。

 運動神経の鈍った俺は、ぼこぼこに、打たれますが、3本に1本は、ガツンと、1本どうだ、参ったかとゆう、1本を打てるようになりました。

 これも諸先生方のお陰であると感謝しています。

 それで、年齢の増加のため、わがクラブの責任者の役を仰せつけられています。

 これをどうしますか、あれはどうしますかと、皆さんから、判断を求められる場面も発生します。

 いい加減な性格の俺としては、的確な返答が出来ないときも沢山あります。

 先日、K先生から、幼い子供に音楽を使用して、稽古をさせてもいいですか、との申し込みがありました。

 剣道に音楽。

 聞いたことは、ありません。

 昭和の厳しい剣道の稽古を受けた高段者の先生方が、剣道を音楽で実施すると言えば、びっくりすると思います。

 俺の判断は、面白そうだね、やってみようでした。

 何でも、ジブリの曲やジンギスカンの曲に合わせて、稽古をするそうです。

 当日、音楽剣道が始まりました。

 子供だけでなく、大人も一緒に行いました。

 剣道の稽古には、いろいろありまして、体操の後に、基本稽古と言いまして、足さばきや、竹刀を正確に打ちおろす,素振り稽古があります。

 通常は、クラブの中の高段者の先生が、大きな声で掛け声をかけたり、太鼓で合図をしたりして、全員一緒に、足さばきや、素振りを行います。

 途中、先生が、ここが悪い、あそこは、このようにしろとか、教えながら繰り返します。

 子供達には、うるさいな、また同じことを言っているなと、態度に表す、奴もいます。

 今日は、音楽のリズムに乗って、ハイーー、前、前、後ろ、後ろ、右、右、左、左。

 足さばきの練習です。

 子供達は、楽しそうに、動くことが出来ました。

 それでは、竹刀を持って、足さばきと素振りを合せて行います。

 動くときは、メンーと発声します、。

 メン、メン(前に出る)メンメン(後ろに下がる)メンメン(左に動く)メンメン(右に動く)

 ハイ、リズムに乗って。

 4拍子の曲だな。

 スポーツクラブで、やれば剣道人口が増えるかもしれないと思いました。

 子供達は、リズムに乗って楽しく基本の剣道が出来ました。

 剣道の試合は、緊張と集中が大事です。

 人間の、交換神経の勝負になります。」

 音楽は、人間が楽しくなる、副交感神経を刺戟します。

 剣道の試合は、音楽と一緒にはできないな。

 音楽に合わせて剣道試合。

面白いかも。 どんな、剣道の試合になるのかな。

 そんなことを言うと、剣道連盟の偉い先生に叱られると思います。

 音楽と剣道のコラボは、幼い子供や、剣道を習いたいと思う、初心者には、楽しいのでは、ないかと思いました。

 何でも楽しく新しいことを、考えだすK先生には、脱帽します。

 ハイ、リズムに乗って、楽しく今日も生き延びましょう。

 美味しいビールが待っています。