綾小路きみまろさん

                               我が家の朝取れ

 綾小路きみまろさん

 新聞の広告にきみまろの広告が出ていた。

 いつも中高年の老いをネタにして、面白いことを、話す漫談家だ。

 いつかのテレビで富士山の見える、河口湖の豪華な、きみまろさんの自宅から放映があった。

 田舎くらしか、 俺もあこがれたことがある。

 いつもは、自然の中で、野菜や花を植えて楽しみ、仕事の時は東京に出る、

 いいなーーー

 だが、きみまろさんも、若い時には、売れずに苦労した時もあった。

 確か50歳を過ぎてブレークしたと思う。

 ブレークのきっかけは、自分のCDを無料で、観光旅行のバスガイドに毎日配って、バス旅行の、案内の空いた時に、CDを流したてもらったのが、ブレークのきっかけとなる。

 観光バス旅行のブームの時期でもあった、

 いいところに、眼を付けたものだ。

 さすがだね。

 現在70代、70代が一番楽しい。

 老いが成長になる、70代は余生でなく、人生の総仕上げの時期という、きみまろさん、

 貴方はあの時,恋に落ちたのですよ。

 あれから40年。

 今落ちるのは、溝かドブ位だ、

 あれから40年か、我が家は、あれから50年か。

 我が愛する奥さんも、その年齢か。

 若くて元気で、痩せて綺麗だったなーー。

 あれから50年、腹が出て、口が出て、文句たらたら。 どっこいしょと、立ち上がる。

 あんまり書けない、

 反動が恐ろしい、俺の生活が危ない。

 俺も老いてきた、

 昔、ぴんぴん、今ペンペンにならないように、体を動かそう。

 あの世はいい所です。

 おじいさんがあの世はいい所だという、

 どうしてわかるのですか。

 あの世から帰ってきた奴は一人もいないぞ。

 気力のない、拍手をありがとう、

 そういえば、帰って来た、酔っ払いの歌もあったな、

 天国いいとこ、ねーちゃんもきれい、

 なんて、歌っていた歌手も最近天国に行ったな。

 言ったことは忘れ、言おうとしたことまで忘れ、忘れたことも忘れました。

 なんか最近の俺のことを言われているような、感じだ。

 人間の死亡率は100パーセント。

 古希を過ぎると体がコキコキと鳴りはじめ、

 同じ仲間が集まれば、3人集まれば病気の話、5人集まれば、お寺の話、

 そういえば、そうだな、

 今度仲間と会うときは、楽しい話題で盛り上げよう。

 まだまだ、元気だぞ。