お彼岸

                           横浜みなとみらい

4年お彼岸

 9月下旬、ようやく朝夜が涼しくなった。 

9月なのに25度以上の夏日が続くのは、異常気象だ。 

 昔から、暑さ寒さは彼岸までと言われるが今年もどうやら、まともな気候になるのか。

 台風が関東南を通過中なので、この台風が過ぎると、涼しくなるだろう。

 涼しいのは良いが、寒くなるのは困る。

 そして今日は。お彼岸。

 お彼岸は、あの世とこの世が一番近くなる日。

 あの世からは、ご先祖様が我が家のお墓にお帰りになる。

 このまえ8月のお盆に我が家の仏壇に、お帰りになった、ご先祖様は,再度我が家にやって来るのか。

 お忙しいご先祖様。

 お盆は、我が家の家の仏壇迄、ご先祖様は、お帰りだが。お彼岸には、お寺にあるお墓にお帰りになるという。

 お彼岸は、お墓参りが、メインになる。

 俺のお墓は、鹿児島に作った。

 そのお墓に坊さんを呼んで、ご先祖様の魂を入れてもらった。

 しかし、横浜に住んでいるので、今年も鹿児島にあるお墓には行けない。

 親戚の人が代わりにお墓にお参りに行ってくれる。

 後期高齢者になり、お墓の問題が発生する。

 子供達は、あちこちに散らばり、生活している。

 鹿児島の俺のお墓はどうするか。

 墓終いか。

 樹木葬か納骨堂か散骨か。

 家内と話し合う。

 樹木葬のお寺の見学もした。

 都会のお墓は、交通の不便なところにある。

 帯に短し、たすきに長しの樹木葬

 たまたま新聞の広告を見ていたら、現在の家の近くで、交通の便が良い所のお寺さんの納骨堂の宣伝があった、

 家内と見学に行く。納骨堂は、ロッカールームになっており、お参りの場所も整っている。

 散骨よりいいな。

 家内も納得したので、これに決めた。

 誰もお参りに来なくなった、子孫が途絶えて、年会費を誰も払わなくなった時は、合同墓地の場所に。お骨は移動するそうだ。

 それでよいのだ。

 そうゆうことで、俺の将来は、あのロッカールームになる。

 鹿児島のお墓はどうするか。

 今度鹿児島に帰り、墓じまいの、行事をする予定だ。

 俺の魂は、あのロッカールームへ帰るのか。

 まだ早いな。もうすこし、人生を楽しまう。

 昼と夜の時間が、おおむね一緒のお彼岸。

 おはぎを食べながら、考えよう。

 そういえば、おはぎと、牡丹餅の違いは。

 春はボタンの花が咲くので、牡丹餅。

 秋は、萩の花が咲くのでおはぎというそうだ。

 あずきは、魔よけ、お墓参りは,夕方行くと無縁仏が付いてくるので、朝方が良いという。

  なんまいだ、なんまいだ。