久し振りの同窓会

                                 我が家のユリ

久し振りの同窓会

 毎年行われていた、高校時代の同窓会はコロナのため3年間は行われていない。

 しかし、コロナの勢いは衰えないので今年も中止かと思っていたら、幹事の方から連絡があった。

 久しく会っていないので、コロナの第8波が来ない前に、同窓会をやりましょう。

 いかがですか、行きますよ。

 同窓会の場所は上野公園内の、食事処に予約しました。

 上野公園か、懐かしな、

 友人と連絡して、上野公園の前の東京文化会館の前で落ち合う約束をした。

 東京文化会館は、だいぶ前だが、オペラの演奏を聴きに行ったところなので、分かりやすい。

 そのオペラの会場で、今は亡き安倍総理の奥様に出あったことを思い出す。

 上野の駅は、横浜の田舎者には分かりにくい。

 上野到着後ウロウロしながら,公園出口を探した。

 出口は駅の3階か。出口を間違うと、とんでもない場所に出て、さらにウロウロする。

 まごまごしながら上野公園出口を出ることが出来た。

 そしてすぐに、文化会館前に行くことが出来た。

 ここで会う友人も駅で迷ったらしい。

 すぐに、食事処に行く。

 文化会館の裏手にある昔ながらの食事処は会席料理の美味しいお店であった、

 秘密の男女の密会処になるような雰囲気の場所であった、

 なかなか予約が取れなくて大変だったと幹事は、言っていた。

 久し振りに会う同級生は元気者ばかりだ。

 楽しく高校時代の思い出話に花が咲く。

 しかし・、いつもの会と同じ話題ばかりだな。 病気の話、孫自慢、高校時代の悪さの話題。

後期高齢者なので同じ話題でもまあいいか。 

 しかし今回は歴史の話題があった、

 懐かしい高校時代の日本史、世界史の話題で楽しかった、高校時代の授業のことを思いだす。

 私、世界史100点満点と昔の彼女は、自慢する。俺は40点で再試験だったな、

 世界史や日本史を詳しく勉強すれば、後の人生にきっと役に立つのだというのが、我々の結論だ。

 現在の学校教育は、日本史や世界史を教えないのは、おかしい。ソウダソウダ。

 高校時代の世界史の先生の講義は面白かった、未だに仲間は世界史にあこがれ、インド文明、エジプト文明を研究して、いる者もいる。

 酔っぱらって同窓会を終了して上野公園を探索する、 なんとか、フエスタバルで、あちこちで、路上演奏会をやっていた、

 外人の演奏者が多かったが、中には日本人の演奏者もいた。

 ハーモニカを吹いてた演奏者が突然帽子を前に出した、

 投げ銭の要求だ。

 心優しい、同級生時代の彼女は、小銭を帽子に入れてやった、

 相変わらず優しいな。

 帰りかけるとハーモニカの演奏者は、曲目を変えた。

 俺は河原の枯れすすき、同じーーお前も枯れススキーーー

 なんだと。もうすこし元気の出る曲を吹けよ。

 せっかく小銭を入れてやったのに。

 まだまだ、枯れては、いないぞ、

 投げ銭を返せ。