横浜
昭和は遠くに成りにけり
R4年N局の紅白歌合戦を見た。
思えば、この紅白歌合戦には、過去の思い出が沢山詰まっている。
40年前の昭和の時代には、家族全員で、大みそかの行事、年越しそばを食べながら、成人になって生意気になった3人の息子と酒を飲み、紅白歌合戦の最後まで、家族で、あうでもこうでもなし等と、歌の感想をガヤガヤ論じながら、お酒を飲む。
成人した息子たちと、飲む酒は旨い。
そのうち、俺は、ろれつも回らなくなるくらい、酔っぱらってしまう。
それでも零時のお寺の鐘の音のテレビになると、家族全員で、近くの神社にお参りに行くのが行事であった。
俺も元気が溢れていた時代だ。
神社には、沢山の人が溢れ近所の知り合いに新年の挨拶をする。
横浜では、お寺の鐘の音と海上に停泊中の汽船が船の仕事で家に帰れない船員が、一斉にボウーボウーと汽笛を鳴らし、横浜だなーーというムードもあった、
懐かしい、思い出だ、」
今年の紅白歌合戦は、昭和の歌番組とは、全然異なっていた。
俺もジジーになったことを痛感する。
番組に出てくる歌い手の名前も知らない。
MISIA, SUPERFLY,AIMAN 全然分からない。
日本人なら、日本語で名前を付けろよ。
そして、ほとんどが、グループの歌い手、
多数の人間で舞台の上を、あっちに行ったり、こっちに行ったり。忙しい。
歌を歌っているのか怒鳴っているのか、ダンスをしてるのか、体操しているのか。
合唱でもない。 歌の歌詞の意味もよくわからない、
男か女か分からない、衣装、メーク、そぶり、 男らしく、もう少しシャキとしろよ、
女らしく、しとやかにして、歌を歌えよ。
昭和のジジーは、感じてしまう。
一人で、素晴らしいらい歌を歌っていた昭和の歌手を思い出す、
ドタバタドタバタ、舞台の上を動きまわっているだけじゃないか。
そのうち,司会者迄歌いだす。
有吉、ダチョウ倶楽部、純烈のメンバーが、一緒に歌いだす。
やってるご本人は、楽しいだろう。
見ている令和の若者も楽しいだろう。
昭和のジジーには、訳が分からん。
一人で歌えよ、工藤静香が出てきた、しんみりとした歌を聴けるのかと思ったら、娘のフルートの奏者とコラボか。
若大将、加山雄三さんが、今回最後の出場なので、彼の歌を聴くまで、番組を見よう。
加山雄三さん登場、
海、その愛。
海に抱かれて男ならば
たとえ破れても燃える夢を持とう
海に抱かれて男ならば
たとえ独りでも星をよみながら波の上を行こう。
いいなー昭和の堂々と一人で力一杯歌を歌うのは。
昭和の若大将加山雄三さん、万歳
お疲れさまでした。 昭和よ、さらば