イーチャン
剣道と俺の人生その4,C社の剣道部
剣道を会社の剣道仲間と毎週稽古をすることによって、楽しい仲間が沢山出来た。
同じ趣味って、いいな。
年齢、職場、年収、その時の社会的位置に、関係がない。
おまけに稽古では、乗員部では、俺の立場上、偉い人にも、挑戦できる。
剣道の、ヘタクソの俺には、勝つことは出来ないが、竹刀で、えらいさん、の頭を、打つことが出来る。ストレス解消になった。
C社の剣道部の取りまとめは、エンジン整備員のT君、
いい男だ、素直で部員の面倒みが、素晴らしい。
部員全員が、尊敬して慕う好人物の人間だ。 . T君の発案、行動により、連絡を受けて、当時、体育館のない、C社の剣道部員は、A社やB社の剣道部が稽古をする日に、C社の剣道部員は、稽古が出来た、
T君は、仕事も忙しい、その仕事の合間、部員に対する連絡も大変だ。
N乗員部長の剣道家から、お前もT君の連絡の手伝いを、してくれと依頼される。
ハイ 分かりました。剣道部員の稽古日の連絡は、乗員部、営業部の部員の連絡をします。
俺は、T君の事務局の一人になって、T君の企画する、剣道部の行動の手伝いをするようになった。
剣道部は毎年1回の、合宿稽古を行っていた、 今年は、奥多摩、来年は静岡、次は、伊豆下田の剣道合宿等。
2泊3日の剣道合宿は、俺にとっては、最高に楽しかった。
飛行機の整備員や、営業部の人、空港ビルで働く人、いろいろな職業の人達。
俺の知らないことばかり、俺の会社関係の知識は、剣道部の連中から、取得できた。
みんな、頑張っているな、俺の小さな悩みなど、問題ではないことも、学んだ、
合宿の夜の剣道談義は、面白い。
剣道は、戦後、GHQにより、禁止になり。稽古は出来なくなる、U主席機長と、O工場長は、当時流行っていた、キャバレーの舞台で、営業のない昼間に剣道の稽古をしたという、
キャバレーで剣道稽古か、
面白かっただろうな。
そんな、昔話の剣道や、剣道技術の稽古要領などは、高段者の先生から、お酒を飲みながら,教えてもらえた。
飛行機の操縦よりも、難しい、そして楽しい、相手の心理を読む。
剣道は、手で打たずに、足で打て、足で打たずに腰で打て、腰で打たずに、心で打て。
心を、打つ剣道談義、俺には未だに、分からない。T君が、計画してくれた、C社の剣道合宿。そのT君は、最近天国に旅立った、合掌。