オジン機長 その3 令和バーベギュー

R元年 バーベキュー

 連日35度以上の暑い日が続いている。

 この暑い中でTさんからバーベキューをしましょうと電話があった、

子供達が小学生のころはいつも夏には、海や川に出かけ、水遊びをさせながらバーベキューを楽しんだものだ。

 その子供たちも独立して、ジージーバーバーの生活になると、こんな暑い日は外に出ると熱中症になる危険がある、

 ジーっと家の中でクーラーに当りながら、昼寝に限るというような、環境から外に出てバーベキューか。

 時には気分転換に外に出てバーベキューに参加しよう。

 朝早く家を出て本厚木駅集合、そこからバスで丹沢近くの半沢へ。

 本厚木に着くといつもの仲間が多数待っていた。

 Kさんと行くバーベギューは、毎年、いつも行っていた居酒屋のおじさんが計画実行してくれる。

 現役時代には年間何回かお邪魔してお世話になった、居酒屋の親切なおじさん。

 いつもありがとうございます。

 半沢に着いて、すぐに、おじさんの友人のお宅にお邪魔する。

 オーナーのおじさんは71才、顎髭の立派な農家のおじさん、

 この山は全部俺の持ち物だ、馬もニワトリも野菜も芋もあるぞ。

 この家も俺が作ったのだ。

 立派な家が作られていた、

 パンも焼けるぞ、毎日ニワトリの卵を近くのスーパーに持って行き、売っているそうだ。

 自給自足の生活は楽しいぞ。

 裏の牧場も見てくれ。

 山を登ると学校の運動場くらいの広さの牧場があり、白い馬が2頭いた。

 かわいいな。

 家の庭に帰りバーべキューが始まる。

 居酒屋のおじさんと、酒屋の若い衆が手際よく美味しいお肉などを焼いてくれた。

 我々グループ25名は座席に座り、カンパイーー ビールを飲みだす、

 集まったメンバーはそれぞれ昔の職種が

異なる。

 検察官、税理士、看護婦、女性タクシードリバー。 どこかの会社のえらいさん、若手の勤め人。

 わいわいがやがや、話題は尽きない。

 俺にやさしく話しかけてくれたおばさんは、シャンソン歌手だそうだ。

 コンサートの券がありますどうぞ。

 考えておきますと、コンサートに行くという即答は避けた。

 それにしても、ビールもワインもお酒も焼酎もおいしいな。

 自然の中で多数の人とワイワイやりながらのバーベキューは楽しいな。

 いつもどうり、どうしようもない酔っ払いになってしまった。

 会は盛り上がり、皆さん、歌を歌いだす。

 シャンソン歌手は素晴らしい、うまいな。

 俺にも歌えだと。

 カエルの歌が聞こえてくるよ、ガーガー

 終わりとごまかした。

 バーベキューを計画してくれた、Oさん、Kさんありがとうございました。

 楽しい思い出の夏の日が出来ました。

 71才で自然の中での、自給自足の生活にあこがれるが、俺の性格と体力では無理であることも確認した、