彼岸花

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 彼岸花

 我が家の小さな花壇には毎年彼岸花が咲く。

 今は亡き、義父が鹿児島から苗を持ってきて植えたものだ。

 我が家では、鹿児島のジーサン花と呼んでいる。

 彼岸花が咲くと、やさしかった義父の思い出が湧き出てくる。

 不思議な花だ。

 9月初旬に、夏の花が枯れて何もない所に、突然、にょきにょきとツクシの様に芽を出す。

 あれよ、あれよ思っているうちに10CM位に成長して、我が家では黄色い花が、それもお彼岸に近くに咲くので、ジーさんが、やってきたぞと話題になる。

 彼岸花は別名、マンジュシャゲ

 放射線状の花なので、マンジュシャゲと呼ぶのか

 昔は田んぼのあぜ道には、赤い彼岸花が良く咲いていた、

 彼岸花の根には毒性があるので、田んぼにネズミやモグラ,虫が近づかない、

 お墓にも咲くので、お墓花、幽霊花とも呼ぶところもある。

 狐花、灯篭花、仏花、昔から日本に在る花だ。

 咲いた花には葉っぱは、ない。

 花が枯れるころ,葉が付くという。

 その葉は春に沢山の花が咲くころに枯れてしまう。

 種はない。

 球根で繁殖する。

 球根には毒があるがすりつぶして、さらしておくと、でんぷんになる。

 昔は、でんぷんの原料に使ったいた。

 彼岸花が咲きだすと、やがて寒い冬がやって来るのか。

 彼岸花と同じころ、野山に行くとリンドウの花も咲きだす。

 青、水色、紫色の花が咲く。

 花の長さは15㎝-45㎝くらいのかわいい花。

 りんりんどうのーー

 こんな歌もあったなーー

 子供のころ秋に、家の近くの野山で遊んだことを思い出す、リンドウの花。

 リンドウの花は、晴天に空に向かって、大きく開く。

 空に向かって、頑張れと言っているように感じるのは俺だけかな。

 又、秋になるとススキやコスモスも満開になる。

 箱根の仙石原のススキを見たくなった。

 箱根の温泉宿でススキと秋の中秋の名月を見ながら、温泉につかりながら、一杯飲みたくなった。

 ゴーツウ 箱根温泉