笑いその3

                       ダイヤモンドプリンセス

 笑い その3

 毎日笑えば、健康に良いという、お話をお医者さんである、松本先生のお話から学んだ。

 先生によると、毎日笑えば、水虫や歯が痛くなる、歯槽膿漏まで治ってしまうという。

 本当かな。 俺の水むしは、治らない。

 そして、笑いは、自分で作る必要があるという。

 無理やり、笑いたくなくても、作為的に笑えば,効果が出るらしい。

 先生は、毎日顔を洗うときに、自分で鏡に向かって、おい、お前、今日も元気に頑張って生きるのだ、自分自身に命令する。

 その後、ニコッと鏡に微笑む。

 すると、体の中から、自分の元気が湧き上がって、来るらしい。

 その話を聞いてから、俺も真似をしている。

 歯磨きをして、顔を洗う。

 顔にクリームを塗って、はげ頭に、ヘアクリームを付ける。

 相変わらず、冴えない顔の俺。

 老いた、お前、元気出せ、今日もなんとか、頑張っていくのだぞ。

 その後、ニコッと鏡の中の自分に、挨拶する。

 その後、大きな声でアッハッハー

 無理やり笑う。

 なんか、元気が出てきたぞ。

 家内が飛んできた。

 お父さん、何をやっているの。

 元気が出るように。わざと笑っているのだ。

 お前もやれ。

 バカー ボケ老人になったの。

 家内には、理解不能だ。

 先日、テレビで70数歳の、おばーさんが、笑いの芸人として、テレビに出演していた、

 笑い芸人は若い人ばかりと、思っていたが、おばあさんまで、笑い芸人か。

 無理やり、人を笑わせるのは、難しいらしい。

 周りの人間が、あいつは、馬鹿と思う、行為をしたり、とんでもない事を言って、笑わせようとする。

 笑い芸人養成講座があり、沢山の人が、笑いの研究をしている。

 おばあさんもその仲間で、競争しながら、笑いの舞台に上がる。

 毎年、芸人の入れ替え審査があり、今年もおばあさんは、舞台に立つことが出来るらしい。

 おばあさんの、笑い芸人。

 楽しそうに、インタビュウに答えていた。

 そういえば、笑いの、1発芸で、当たればテレビの番組に出ることが出来る。

 しかし、すぐに、大衆に飽きられて、テレビの画面から、消えていく。

 世の中を騒がした、ゼスイズハぺンーー

 芸人は、最近のテレビから消えていった、

 どんだけーー手を振る、芸人は、未だにテレビに残っている。 ドンダケー笑い芸人は、まだ残っているのか。