宇宙飛行士 R2年
文部科学省と宇宙航空研究開発機構は10月23日、来年秋ころに宇宙飛行士を新規に募集すると発表した。
13年ぶりの新規募集になる。
宇宙飛行士の定年は60歳。
現在活躍中の宇宙飛行士は10年後に2名になる。
11月に宇宙ステーションに6か月滞在する野口さんは現在55歳、この前船長になった若田さんは、57歳。
古手の宇宙飛行士が元気のうちに、後輩を作らなければいけない。
文部科学省は今年7月、アルテミス計画で建設する、月周回基地ゲートウエイに、日本人飛行士を滞在させることでアメリカと合意。
20年代後半以降に月探査に参加する。
新宇宙飛行士は月に初めて降り立つ日本人として歴史に名を残す。
募集人数は若干名。
5年に1回程度、追加募集もする。
過去5回の試験は、倍率500倍を超えた時もある。
宇宙飛行士の試験は一般教養、英語の筆記試験の他に、心理適正検査、医学検査などがある。
その他、協調性、責任感、機敏性、アイデアマン、などで宇宙の中での、ストレスに耐えるスタミナ等、人間の総合性が問われる。
宇宙飛行士山崎直子さんの本によれば、心理適正検査で,桃太郎と、浦島太郎のどちらが好きですかという問題があったという、
桃太郎は鬼の征伐という、目標に向かってしっかりと進む、非常に合理的な人物、
部下の猿、犬、キジ、は、奇襲攻撃、地上戦、情報収集、空軍等、戦いの基本・。
キビダンゴは軍資金。
浦島太郎は,桃太郎とは、まったく反対。
竜宮城でタイやヒラメと乙姫様とたっぷり楽しむ。
乙姫様から、開けてはいけないという、玉手箱を貰ってくる。
それを、淋しくなった浦島太郎は開けてしまい、おじいさんになってしまう。
楽天的、無邪気さ、人生を楽しむ人物。
どちらを選んだ方が、宇宙飛行士に適しているか。
答えは、浦島太郎の方だという。
浦島太良の性格は俺にもあるので、俺も宇宙飛行士の心理適正検査に合格する。
そんな、選抜を受験して合格しても、審査は続く。約1年かけて、英語能力や飛行士の適性を問う、試験の後、選抜数名。
その後も約2年の基礎訓練をこなし、飛行士に認定される、
飛行士誕生まで激しい訓練の道が続いている。
その訓練には、俺はついていけない。最初の教養試験も能力はない。
月に行くのはあきらめた。