横浜みなとみらい
デジタル化
世の中は、すべてがデジタル化に進んでいる。
アナログ人間には、住みにくい世の中になってきた。
新聞の読者欄に、塾の先生が書いていた。
小学1年生に時計の読み方を教えるにアナログの文字盤の時計で教えるが、針の微妙な位置がもつ意味を正確に理解するのに時間がかかる、児童がいるという。
児童の家の時計は全部デジタル表示の時計らしい。
また、現在のお母さんは、買い物でキャッシュレスを使用する。
一緒に買い物について行った,児童は現金の受け渡しを見ていない。
お金を使ったことのない、児童もいる。
先生、お釣りって何ですか、と聞かれてびっくりしたという。
10円たす10円はいくらですか、と尋ねてもすぐには、答えが出ない児童がいるという。
困ったものだ。
逆にアナログ人間の俺にとっても、困ることも多くなった。
コンビニで若者が、スマホで買い物をしているのを見ていたら、支払いがとっても便利そうに見えた。
俺もかっこよく、スマホで支払いをしようと思った。
仕事で忙しい息子を掴めて、俺にもこのスマホで支払いが出来るようにしてくれ。
と依頼した。
すぐに、エデイとかいう、支払いが出来る、アプリを作ってくれた。
それでは、さっそくコンビニで使ってみようと、勇んでコンビニで買い物をした。
支払いは、このスマホで。
画面にタッチして、お客様の項目をタッチして下さい。
沢山のアプリとか言うものが、現れた。
ヘー、こんなに、支払うアプリがあるのか。
びっくりだ。
お客様の使用アプリは、なんですか。
エート エート
確か、エデイとかいうらしいです。
では、画面のエデイにタッチして、下さい。
ハイハイ。
ハイハイ。
決済が出来ない。
出来ません、それではバーコードを出してください。
エツ、 バーコード。どうするの。
分からない、俺の後ろにお客さんが並びだした。
並んでいる客がイライラするのが、分かる。
俺も焦るがどうしようもない。
すみません、現金で支払います。
あらかじめ用意していた、現金千円札で決済を済ませた。
俺はスマホでスマートに決済は出来ないことを認識した。
スマホの画面でなくスマホの画面の反対側のカメラのレンズの方を、なんとかいう、認識機械の光に飾すらしい。
コンビニで次回、お客さんのいない時に再度挑戦しようと思っている。
過度のデジタル化、キャッシュレスは、子供や俺のような、アナログ人間には、弊害になる。
世の中の進歩には、ついていけなくなったのかなーーーーーー