目黒川の桜

                               目黒の桜

 目黒川の桜

 3月中旬,あちこちの桜の名所の桜が一斉に咲きだした。

 今年は、コロナも治まり、日本人のいつもの行事の桜の下での宴会が出来るようになった。

 昔の様に、花見で、どんちゃん騒ぎが起こるのであろうか。

 俺も若い時は、桜の季節は花見と称して、毎日酒を飲み家族に迷惑をかけたものだ。

 もう酒を飲み、バカ騒ぎをする、元気はない。

 家内の友人が目黒の桜を見てきたという。

 私も時には、目黒の桜を見てみたいわ、というので、友人夫婦を誘って、目黒の桜見学としゃれこんだ。

 夕刻、東急中目黒駅を降りると、平日なのに、人人の大混雑。

 コロナの外出禁止の反動で一気に人の出が多くなった、

 道路の横断歩道も一方通行、拡声器を持った、誘導員の叫び声がうるさい。

 せっかくゆっくりと見学したい桜、見学のムードが台無しだ。

 桜見学には、夕方に行ったので、ぼんぼりや、ライトアップされた桜並木は、いつもの美しさを出している。

 きれいだな。

 目黒川は、昭和の初めには、運河として、利用していたので、護岸工事のために植えた桜が4Kにわたって咲乱れる。

 目黒川の水面には、散った桜が美しく浮いて、最高の景色になる。

 大橋の上で写真を撮ろうとすると、またもや警備員の声が響く。

 この付近では、立ち止まらないで下さい。

 はいはい、ちょっとだけ、写真を撮らせてください。

 シャッターを切り、写真を撮った、

 こんなに人がいるとは、思わなかったので、早めに切り上げ、横浜で食事に行こう。

 ライトアップされた目黒川の桜をイメージして、横浜で宴会だ。

 横浜での宴会は飲み放題のレストランで飲んだので、飲みすぎて翌日は二日酔いになってしまった、

 飲んだくれの馬鹿な俺。

 桜と言えば、花咲かジーサンの話を思い出す。

 昔、昔、良いオジーさんと悪い、じーさんが住んでいました、良いオジーさんは犬のポチを良く面倒を見てかわいがりました。

 ポチがここ掘れワンワンというと、大判小判がザクザクと出てきました。

 良い、オジーさんは、その小判を村人に分け与えました。

 それを見ていた悪いオジーさんは、ポチを捕まえ、ここ掘れワンワンといえと、強要します、ポチがワンワンという、所を掘るとゴミばかり出ます。

 悪いオジーさんは怒ってポチの尻尾をつかみポチをブルンブルンと振り回します。

 さて問題です。

 振り回されたポチは何と言ったでしょう。

 はなさんか、 ジジーと言いました。

 花咲か、じーさんのお話でした。